目を閉じれば浮かぶ 旧き友の顔
幼なかったり 制服を着てたり 様々だ
変色した思い出に それぞれの挿話
忙しい日々の隙間 ふと僕の胸に蘇る
電車の窓からのぞく 景色だけが色を変えて行く
まだ振り返るには 早過ぎるけど
まだ果てない僕の物語を駆け抜けて行った全ての
愛すべきFRIENDS and LOVERS
その笑顔が今は懐かしくて
過ぎ去ったものの多さに気付いて呆然と立ち尽くす僕の
心の奥の暖炉 ゆっくりと灯を灯してくれるんだ
もしどこかに僕の生涯 記したシナリオがあるとしたら
それはもう決定稿かな
いや 違うだろう きっと僕が動く度に
リアルタイムに一文字ずつ書き足されて行くんだ
取り返せない過ちを憎しみ悔やんだ日もあった
でもそれがなければ君にも会えなくて
大切なものを失う度に僕らは作り笑いを重ねて
感じやすい心を捨て 鈍くなるよう努めるけれど
これから先に何度傷ついても悲しむ事にどうか慣れないで
いつまでもこの涙を 心のままに流せますように
まだ果てない僕の物語の途中でいつか君に出会い
止む事のない痛みさえ 紛れない僕の一部と知った
広すぎるこの世界の中から君に会えて本当に良かった
僕だけの物語は 僕達のものへと変わっていく
これから誰に僕らは出会い そしていくつ別れを告げるのか
その度に僕らは笑い その旅に声の限り泣こう
広過ぎるこの世界の中から君に会えて本当に良かった
物語は続いて行く 過ぎ去って行った思いと共に
胸の中に住む君たちと共に
僕の手を握る君と共に