時を止めたのはそこに西陽がさして
移気な街並を照らしたから
君がくれたものは儚いまま
街路樹の木々の上で揺れていた
どこへどこへ
これから行くのだろうと
放り出した僕らは
ありのまま晴れ間を
遠く澄み渡った
あの日の晴れ間の中を
風を見つけたのは渡り鳥が
巻き上がる入道雲とらえたから
どこへどこへどこへと問う
何も遮らないように
僕らは願う
もう一度満ち足りた
果てのない空向こうへ
高く透き通るような日々を
僕ら生きてた
あの時言えなかった言葉
夕暮れの隙間みたいな場所で
ずっと囚われているんだ
僕はそれを
放り出した僕らは
ありのまま晴れ間を
高く透き通るような日々の
晴れ間を
もう一度満ち足りた果てない空を
夢を飛ぶ鳥に乗せて僕ら
僕ら生きて行こう