そろそろ諦めどきかな
歩き疲れたんだ
目に入る先人の亡骸
こんなところで命が尽きたのか
昔の俺なら
軽々と踏みつけただろうな
でも今の俺となったら
寄り添うように地につけた膝
奴は既に見つけた天国
見に纏う綺麗なスーツ
それに比べて
見下ろす足元にはボロボロのシューズ
なんでさ 広がってく何の差?
何とか繋いできたけど終わりたいんだ
明るい走馬灯は後ろへ流れる一方で
終電 駅のホーム
白線の一歩奥へ
終点 あいつがいる遠くへ
信じていいのかこの胸
ダイアは遅れてる
おい早く俺を連れてけよ
ここまで過酷で孤独だったんだ
なあそこは幸せな場所なんだろ
今までは何の為
これからは何の為
I can't think about this anymore
I can't think about this anymore right now
まだ生きてるのは何故?
いずれは無になる定め
I can't think about this anymore
後の世界のことが気になってるんだ
ほら未だに鳴らないphone
Nobody's tryna help me
When I was crying, she said
"I promise that I'm always by your side"
高くなってく嘘の山
崩れて押し潰されてくこのまま
膿んでく傷跡
回ってきたツケ
何を今更みっともないって
自分に指差して笑って
何も見つけられなかった
これからも多分そう
等身大の命は身の丈を越え腰を曲げ枯れ果てた
目に入る砂埃
渇いた大地に注がれた涙
これでいいのか?
これでいいんだ
繰り返す自問自答に打ったピリオド
頭上に流れてきた分厚い雲
覆い被さってるのに明るくて
最後に景色を焼き付けたくて
海で途中下車
やがて降り出した雨
姿と心を映し出す水面
時間を費やす波打ち際
これで終わるのか
今までは何の為
これからは何の為
I can't think about this anymore
I can't think about this anymore right now
まだ生きてるのは何故
いずれは無になる定め
ってことはわかっているのに
いつまでも後の世界のことが気になっているんだ
今までが無かったかのように
想像できる未来は黒に染まった
このまま変えられないなら
残りの僅かなライフで
後の世界を見る為
重たい荷物を背負ったまま
取れないシミを落とそうと
目の前の海へと飛び込むんだ