さよならはうまくなれない
うつむくふたりを思い出す
染みついた夜の匂いが
離れない
空っぽの街を歩いて
幸せはどこか探してる
ばらばらのパズルみたいに
見つからない
そう
優しくなれるようにと
ひとつひとつポケットに
傷だらけのこころを抱えて
淡い世界を忘れてゆく
ちっぽけな愛をうたって
散らかった部屋でロマンスを
不安定にすれ違う日も
変わってゆく
そう
終わりを告げるようにと
なにもない朝が来て
空っぽのこの街をちゃんと
愛せるように生きてゆくの
夜明けに何が見えるかな