話し続けても乾く言葉
流れ去る都市(まち)が刻む哀愁
行く先たずねて ゆれる君の
終れぬリフレイン ふさぐ予感が
ふたりを霧のように 抱きしめ
もっとそばに来て
甘い髪の香りに酔わせて
もっと くるわせて
ふるえる胸に火をつけて
呼び捨てた君の 冷えた肌
街は突き離す 夜の孤独で
髪ほどくように守るものを
足もとにひとつひとつ忘れて
もっとそばに来て
甘い吐息ゆれる口唇に
もっと くるわせて
ふるえる胸に火をつけて
見えない心隠して ふたりは
もっとそばに来て
甘い髪の香りに酔わせて
もっと くるわせて
ふるえる胸に火をつけて
もっとそばに来て
強く抱いた腕に燃え尽きて
もっと くるわせて
闇を奪う 朝が来る前に