赤い光が空を染めて
影が長く揺れている
冷たい風が草を揺らす
道ばたの石がひび割れたまま
遠くで鳥の声が消えて
足元にだけ音が響く
夕陽が山をのみこむたび
空の色がゆっくり変わる
How far until I'm home
問いだけが風にまぎれる
茜色に染まる長い道
影は消えたり伸びたりする
振り返っても ただ同じ景色
遠くの空が深く沈む
枯れた草がそっと折れる音
響きは土の中に溶けていく
道の向こうで見えた光が
近づくたび消えていった
足跡が土にしみこむたび
光の輪郭が消える
What's waiting at the end
空だけが問いにこたえる
茜色に染まる長い道
影は消えたり伸びたりする
振り返っても ただ同じ景色
遠くの空が深く沈む
空と大地がひとつになる
風が冷たく道をなぞる
You'll never reach the light ahead
その声がどこかで消える
夕闇にのまれる長い道
足音だけがつづいていく
振り返っても そこにあるのは
影と沈む空だけ