夜空が広がる 無音の舞台で
ひとりの私は 星たちと踊る
指先触れた あなたは霞む
月の光が 二人を包む
回る世界に 溶けてゆく声
見えない顔に 心がざわめく
華やぐ星空 見上げるたびに
舞い散る時の砂 夢のままで
消えそうな影に 触れたいけれど
遠くて近い 幻の君
鏡に映る その瞬間さえ
ひとつの花が 消えていくように
心の中で 音が響いて
けれどあなたは 笑顔のまま
流れるメロディー 星の彼方で
舞い踊る足音 風に溶けて
触れたいのに 触れられない
夢の中で 消える君へ
夜風の囁きが 切ない響き
永遠のような この瞬間だけ
目を閉じれば 全てが輝く
あなたはまだ 手を伸ばして
星たち消えた 眠りの前で
遠く霞む影 永遠の舞踏
触れられない君に さよなら告げて
夜が終わる前に もう一度踊ろう