静かな街に降り始めた
季節のしずくが心を染めて
吐く息は白く揺れるけど
なんだか少し暖かいんだ
歩幅を合わせて歩く道
ほら、君の手がすぐそこにある
風が頬を撫でるたび
一緒にいたいと願うの
冬の始まり 雪はまだ遠くても
二人の時間 凍らせたくないから
君と見つけた この季節の光
寄り添う影 永遠になれ
街灯が照らす落ち葉の道
足音が小さく響いている
少し冷たい指先なのに
心の奥は熱を宿して
「寒いね」って笑う君の声
どうしてだろう 愛しさが増す
寂しささえも忘れさせる
今この時が愛おしいよ
冬の始まり 星が見守る夜に
こぼれた願い 君だけを守りたい
遠く霞んだ あの未来の空も
一緒ならば 輝くだろう
雪が降る頃には きっと
もっと君を知っているから
二人の世界が 静かに
そっと冬に包まれていく
冬の始まり 雪はまだ遠くても
二人の時間 凍らせたくないから
君と見つけた この季節の光
寄り添う影 永遠になれ
静かな街に降り始めた
君との冬が 今始まる
寄り添う影 永遠になれ
静かな街に降り積もった雪が
君とボクの冬を 白く染め上げていくよ