終わらない夜が終わってしまったの
世界の隅っこを月が照らす
寄る辺ないあたしが眠らないように
未完成の月が好きだったのはね
あなたのこころに似ていたからよ
やわらかいひかりに溺れたいもっと
それだけ あたしの願いはただそれだけ
照らせ夢まで
気付けば遠くまで歩いてしまったの
まるで過去からも逃がれるように
離れない記憶を愛したいずっと
それだけ あたしの願いはただそれだけ
照らせあなたまで
それだけ あたしの願いはただそれだけ
三日月の夜
どれだけ あたしのこの記憶が解けて消えたって
照らせ空まで
あなたまで