しんしんと 降り積もった
白い夢が 溢れ出した
どこにも行けない さらさら零れる
どうして 思い出の欠片
忘れようとするたびに
また浮かぶの あなたの残像が ah
(あなたの 残像 今も)
(消えないままでくすぶり続けた)
炎に燃えた土の中
もう一度芽吹くキルタンサス (綻ぶ)
ずっと言えなかった胸の中
もう一度恋が匂い立つ (ah)
ああ 想いの花
咲き誇って 冬を越す
ああ 埋め尽くされて
(今日も 心を白く塗りつぶしてゆく)
白く 降り積もる
一面に咲くウィンターコスモス
叶わない恋を 何度も 何度も
(Ah 夢見てしまう)
夢見てしまう
泣き出しそうな低い空が
最初の白いピースを降らせた
ひらひら舞い散る はらはら落ちる ah
(遠い昔のお話みたいに この雪がいつか花に変わるのなら)
零れてしまった一雫
願わなければ傷つかないのに (綻ぶ)
春を待ち続けるスノードロップ
あなたとの温かい記憶を抱きしめて (ah)
ああ 散る花びら
羽根のように 空を舞う
ああ 溶けないままで
(白く 覆い隠した気持ちはどこへ?) 全て 包み込む
立ち上った あの香りが離れない
雪の下に秘めた
(土の奥で根を張り いつか顔を出す) 残り火の果て
ああ 想いの花
咲き誇って 冬を越す
ああ 届かなくても
(きっと この温もりを何度も思い出す) あなたをまだ
ああ 想いの花
実をつけない 冬の花
ああ 寒さに耐えて
(今日も 心を白く塗りつぶしてゆく) 白く 咲き誇る
一面に咲くウィンターコスモス (Ah 夢見ている)
叶わない恋を 何度も夢見て (White blossom)
一面に舞う空から降る花は
(白く白く視界を埋める)
(だんだん視界が埋め尽くされてゆく)
しんしんと 降り積もった
白い夢が 溢れ出した
春はまだ
(しんしんと 降り積もった 白い花)