あなたに届かなかった言葉
わかってる実らない果実を
待つほどにバカなわけじゃないからさ
もうさよなら
淋しさに疲れてその手に抱かれ
恋をしたフリしてあなたを重ねて
満たされた気になって繰り返すだけ
冷たく突き刺さる本音が邪魔だけど
赤々と激しく揺れる炎は
優しく傷口を癒してゆくよ
今だけは一度きりの罪と言い聞かせて
飾られるだけの愛は
ただ美しく崩れていく
どれほど後悔を辿っても
いまはもう誰かのそばにいて
あたたかい幸せを感じるのに
目をそらした
唇が触れあってこの手に抱かれ
愛されたフリしてあなたに溺れて
想いが深くなって繰り返すだけ
途切れない糸は螺旋を描いて
こんなにも眩しく燃え上がるのに
浮かび上がる影はあなたじゃないの
消えていく好きじゃないから? いつもそばにいるのに
壊れそうに微笑むから
触れるたびに滲んでゆく
暗く冷え切った部屋で二人言葉もないまま
目を閉じて考えてた雨音だけ響いて
好きになれたら yeah
あんなにも虚しく燃え尽きるのに
あなたに触れたくて灯してしまう
もう一度ワガママでも私だけ見ていて
創られただけの愛は
また美しく崩れていく