歩む影が消えた
肌の温度が消えた
見ても見れない だけど
夢と名付けて過ごすの
そうしたら
風が吹いて
泣いた声が届いた
なんて 気のせい
会いたすぎて 空耳
待って開けてた目は 乾き
影を見ても 空蝉
なんで 気のせい?
泣き止まない 悲しみ
来てよ引き寄せる波
どこ探しても 空蝉
歩む重みを感じて
肌で痛みを感じて
見て見ぬふりをやめよう
夢と名付ける前に戻ろうかと
そうしたら
風が吹いて
泣いた声が届いた
これも 気のせい?
会えないのに 空耳
閉じた目に浮かぶ君
私がいる 空蝉
思い出のせい
離れたがらない お気に入りの
見れば強く脈打つ あの笑み
でも私は 空蝉
私だけが...空蝉