たそがれの ひとすじの かわのながれに
うつるは いのちの まよいみち
しずかな よるのほとりで
とぐろを まくように
ゆれるこころの おもさを
かたむけた つきにきく
ふりむけば みえないみらい
ただあるのは きのうのきず
それでも すすむのよ
しんじるちからを このむねに
へびのとし まわるうんめい
しろきかわ ながれるゆめ
つよくいきる そのすがたを
おもいだせ このときに
やまぶきの はなのささやき
かぜにのる せんりのちかい
ふたりでえがいた ゆめのあと
いまもこころに ひびくのよ
くちびるに とどくそのこえ
けれどとおい ゆめのかげ
ふりきりたい おもいでさえ
からみつく へびのように
へびのとし まわるせかい
あかいつち ふみしめていく
なみだぬぐい すすむそのさき
あさのひが わたしをつつむ
たそがれの ひとすじの かわのながれに
あしたは わたしの ゆくすえを