雨の日も 風の日でも
繋いで離さないでよ
しわくちゃな愛
愛しく強いその線
転んでも もう泣かない
叶わなくても もう喚かない
何度躓いて知った
苦難の傾向と対策を
心の声 押し殺し
甘い蜜 背景 蟠り
雨にさらされた後
湿度失った胸の奥
子供の頃は
ひび割れる前にもう
貴方が潤してくれたね
雨の日も 風の日でも
繋いで離さないでよ
我儘でも
駄々こねでも
貴方の子でいたいから
「ただいま」の返しがあって
カレーライスが帰りを待って
貴方は優しく言った
「手洗ってうがいをしな」って
僕は食卓に座って
貴方が来るのを待っている
1人の「いただきます」は味気ないから
何気ない事で悩んで
素っ気ない態度に出して
センサーにかかるのを待って
「大丈夫?」と貴方は言った
「なんでもない」と僕は突っぱね
それだけで胸は潤っていた事にあの頃僕は
気付けずにいたんだ
電話の声で「大丈夫?」と気遣う
貴方には一生嘘つけないね
雨の日も 風の日でも
包んで離さないでよ
しわくちゃでも 枯れる事ない 美しい花のよう
心が枯れる事のないよう 水を与え続ける
貴方の手に 貴方の声に
僕は救われているから
いつかは僕の番だな