自分と喋ってばかりの
僕にさえ居場所をくれた
優しい人達 思い浮かべて
だけど今日だけは
皆と同じ駅じゃ降りられない
誰にも言えない
最近一人暮らしを始めたあの子は
どうしているんだろう
あの雲一つ分だけ
遠くのその街じゃ
波の音も聴こえるかい
横切る飛行機が
今日は飛魚に見えた
あぁ僕らまだ小魚さ
空を泳いで行く頼りないのは同じ
群れになってまた逸れてただ只管に
光の粒を辿って行くだけ
お元気で頑張ってますか?
なんて何だか聞けないな
電話しかけて また辞めた
今はまだこちらも一人
淀んだ泥濘の中で
藻掻いていたくて
最近降り続いてた 雨が止んだなら
夏はもうすぐそこまで
あの日の口約束が今更叶うなら
きっとさあ海へも行こうよ
忘られぬ日々は
また胸を締め付けるよ
Oh 僕らまだ小魚さ
翳りも輝きも持て余したまんまで
泡を吐いて波に呑まれて
まだ 夢の中
じゃれ合いながら形を変えていく
あぁ僕らまだ小魚さ
空を泳いで行く頼りないのは同じ
群れになってまた逸れてただ只管に
光の粒を辿った先で
無くしたものをまた出逢えたなら