今更になるまで触れないまま
時間をかけたことも決まんない
あれこれと何かに怯えすぎては
掛け違えているような気がして
ひとり考えてしまうたびに
なぜか醜いような いらなく映るから
思い遣った分だけ不器用は積み上がる
すれ違うより手前で矢印は絡まっていた
尻尾の影を追ってぐるぐると回るような
ひとり遊びの鼬みたく馬鹿だっただけ
おめでとうを何度も目にして
ありがとうなんかも溜まって
はにかみは文字にならないよってわかってる
すばらしい個々のかがやきを
遠くから笑顔で見ていよう
丁度いいのさ ぼくなんかには
きっと時間が経ってしまった頃に
思い出せない今日が砂粒になって消える
思い遣った分だけ不器用は積み上がる
すれ違うより手前で矢印は絡まっていた
やめられない習性がきょうも頭を散らかしてくんだ
ひとり遊びの鼬みたく馬鹿だっただけ
愛らしくもない作り笑いに慣れてしまっただけ